2008年12月12日

写真集「いとしの能登 よみがえれ!」66

 能登半島地震から1年と3ヶ月余りが経った今年7月、能登に「災害ボランティア支援友の会」(会長・高野山真言宗来迎寺住職・山下良演・石川県穴水町)という新たな会が生まれたことはすでにこの雑感でも紹介させて頂きました。この会は、能登半島地震で被災を受けた寺院の僧侶たちが宗派を越えて立ち上がった会です。会の主旨は、能登半島地震でいろいろな支援をして下さったボランティアに感謝の意を伝えると共に、これからの災害にも是非大いに活躍して下さいという願いを込めて広く災害ボランティアを財政的に支援するというものです。「広く災害ボランティアを支援する」といいましたが、発足して約1年余りが過ぎたにもかかわらず、正直それほど多くのご寄付が集まりませんでした。その限られた貴重なご寄付を配分するために同会に参画しておられる僧侶が協議し、以下に紹介する3団体をご支援すると決定し、12月10日輪島市山岸仮設でまだ半数以上残っている仮設住民コミュニティに寄贈し贈呈式を行いました。他の2団体は、宮城岩手内陸地震以後現地に拠点を構え、いろいろと制限の多い中で被災者支援を継続している「くりこま応援の会」と能登半島地震以後継続している足湯ボランティア活動を続けている「神戸大学学生震災救援隊」です。

 事務局を担っている興禅寺・市堀玉宗住職は(曹洞宗、能登半島地震で本堂も庫裡も全壊)贈呈されたあと、「(全壊になった)本堂が来春に完成したら、本堂を開放するので気軽に利用して欲しい。互いに支えあいましょう」と山岸仮設に暮らすの被災者に呼びかけられたそうです。興禅寺さんのことはこの村井雑感:写真集「いとしの能登 よみがえれ!」で何度も紹介して来ましたが、全壊になりその後「托鉢は僧侶の本願である」という決意のもと、以後夏の暑い日も、寒風吹きすさび冬の日も、能登半島を歩き続けて来られました。自らの寺の再建そのものが大変なことでしょうが、同時に災害ボランティアに支援をと時間と思いを捧げられる住職にはほんとに頭が下がります。阪神・淡路大震災でも、能登半島地震でも、ボランティアの姿を見て「ボランティアに菩薩道を見た」とおっしゃった僧侶が少なくありません。災害ボランティアの活動を大胆にも”行”と表現させて頂くと、もちろんとてもじゃないが市堀住職の”托鉢の行”には足元にも及びませんが、そのように見ておられる僧侶たちが少なくないということを励みに、これからの災害ボランティアとしての歩みを続けていきたいものです。
そういえば、ある研究者は「ボランティア道」という風にも表現されて
いたことを思い出します。
 
 みなさん!この「災害ボランティア支援友の会」は2年目に向けて活動を続けますので、 ご支援のほどよろしくお願い致します。

 ■災害ボランティア支援友の会
輪島市門前町走出6-66-1 興禅寺内
  TEL 0768-42-3066
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111156342
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック